佐賀県警は6日、科学捜査研究所の元職員によるDNA型鑑定不正問題で、新たに13件を書類送検したと発表した。警察庁の特別監察で指摘された不正に基づくもので、捜査2課は「鑑定結果に実質的な影響が出る恐れがあったものは、悪質性を踏まえて全て立件した」と説明している。
元主査を追送検、虚偽文書作成などの疑い
書類送検されたのは、科捜研元主査の冨永剛弘被告(43)。虚偽有印公文書作成・同行使、証拠隠滅の疑いで、2月に在宅起訴されている。
特別監察の最終報告は6月に公表され、2016年8月から8年余りにわたり、239件の不適切な鑑定があったと指摘された。
不正の内容は4類型、影響の恐れ判断
今回送検された13件は、①鑑定資料の取り違え、②DNA型解析のための「電気泳動」の不実施、③別の鑑定資料のDNA抽出液や電気泳動データの使用、④DNA型の不適切な判定――の4つに分類される。いずれも特別監察で新たに不正が判明し、「鑑定・再鑑定結果に実質的な影響が出る恐れがあった」と判断された。
具体的には、器物損壊事件の…(続きは有料記事)



