ロシア改革派野党ヤブロコ副代表に懲役7年、ウクライナ侵攻批判で実刑判決
ロシア野党副代表に懲役7年、侵攻批判で実刑

ロシアの裁判所は6月24日、ソーシャルメディアへの投稿でウクライナ侵攻を批判したとして、改革派野党ヤブロコのマキシム・クルグロフ副代表(39)に対し、拘禁7年の実刑判決を言い渡した。クルグロフ副代表は元モスクワ市議会議員で、昨年10月にロシア軍に関する「虚偽情報」を流布した容疑で逮捕されていた。

問題の投稿と裁判での主張

問題とされたのは、クルグロフ副代表が2022年4月に行った2件の投稿である。1件はウクライナ侵攻で民間人が犠牲になっていることを非難する内容で、もう1件は、ロシア軍が撤退した後に虐殺された何百人もの民間人の遺体が見つかったウクライナの首都キーウ郊外のブチャにおけるロシア軍の行動を非難する内容だった。

独立系メディア「メディアゾナ」によると、クルグロフ副代表は公訴事実を否認し、自身の投稿は「事実関係の調査を求めたものにすぎない」と主張していた。しかし、裁判所はその主張を認めず、実刑判決を下した。

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ヤブロコへの組織的な弾圧

昨年以降、ヤブロコの幹部が相次いで訴追されている。昨年6月には、同党のプスコフ支部長を務めるレフ・シュロスベルグ氏が自宅軟禁に置かれた。また、昨年12月には、2024年に死亡した反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の写真をSNSに投稿したとして、ニコライ・ルイバコフ代表が罰金刑を科された。

2024年にロシア北極圏の刑務所で死亡したナワリヌイ氏は、ロシアで「過激派」に指定されており、同氏や、活動が禁止された同氏の団体「反汚職基金(FBK)」に言及した者は誰であれ訴追の対象となる。

ヤブロコの現状とロシアの弾圧の実態

ヤブロコは、ロシアで最も古い野党の一つである。下院選で1990年代や2000年代初頭は数百万票を獲得していたが、2007年以降は一議席も獲得できていない。ヤブロコは、お役所的な手続きによる嫌がらせや制限により、同党の候補者が出馬するのを阻止されていると主張している。

2022年にウクライナへの全面侵攻を開始して以来、ロシアはソ連時代を彷彿とさせる不満分子への弾圧を組織的に展開しており、侵攻に反対の声を上げる者は誰であろうと、罰金刑や拘禁刑を科している。今回のクルグロフ副代表への判決もその一環とみられる。

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