熊本県で最大震度7を観測した地震の被災地で医療支援を行った日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院(名古屋市中村区)の救護班7人が7日、帰還し、現地の活動や状況を報告した。
救護班の活動内容と現地の様子
救護班は、医師1人と看護師3人、薬剤師1人、事務サポートを行う連絡調整員2人で構成。2日に出発し、3日から6日まで、熊本県宇城市内の避難所を巡回して医療支援を行った。
代表を務めた小栗幸一医師(56)は、「受診する人は少数だったが、避難者の不安やストレスは強く、日ごとに疲労が蓄積している」と現地の様子を報告。暑さも負担となっており、「生活環境の改善や心の支援が必要になる」と語った。体調不良者がいないか、積極的に声をかけることで避難者が心を開いてくれることが多かったという。
同病院では17日から22日に救護班の第2班を派遣予定。7日は、同センター名古屋第二病院(同市昭和区)でも救護班が帰還した。
愛知県などがトイレトレーラーを派遣
愛知県は7日、「令和8年熊本地震」で被災した熊本県八代市内の避難所に、車で牽引が可能な「トイレトレーラー」と県災害対策課職員2人を派遣した。期間は1週間を予定し、車両を被災地で使用するのは初となる。
車両は昨年12月に導入され、これまで防災訓練などで展示をしてきた。車内には、水洗式の洋室トイレが一つあり、車いすに対応したスロープが設けられている。
この日は、出発式が行われ、派遣される同課の橋本航典さんは「被災者の皆様に良好なトイレ環境を提供できるようしっかり活動してまいります」と決意を述べた。
大村秀章知事は「体調に気をつけて、避難所の生活支援という使命を果たせるよう頑張ってほしい」と激励した。
また、愛知県豊田市も7日までに、車両で牽引する移動式の「モバイルトイレ」と「モバイルトイレユニット」、断水地域でも利用できる「多機能トイレカー」の計3台と職員ら7人を熊本県宇城市に派遣した。愛知県東浦町も熊本県八代市にトイレカー1台と職員6人を派遣した。



