四万十町の津賀ダムで平和祈念祭、50人が参列し盆踊りも
四万十町の津賀ダムで平和祈念祭、50人が参列し盆踊りも

太平洋戦争中、四万十町下道の四万十川支流・梼原川に建設された津賀ダムの工事で犠牲になった朝鮮半島からの労働者らを慰霊する平和祈念祭が9日、ダム湖畔の平和祈念碑の前で営まれた。

戦時中の強制労働と慰霊碑建立

同ダムは戦時中の1944年に完成。危険で劣悪な労働環境での突貫工事が続き、朝鮮人をはじめ、多くの労働者らが犠牲になり、故郷に帰ることなく埋葬されたという。

幡多地域の高校生と教諭らでつくる平和・環境学習サークル「幡多高校生ゼミナール」(幡多ゼミ)が、地元住民らとダム周辺を調査したところ、石を置いただけの墓が20基以上見つかり、2009年、ダム工事で出た岩石や「無縁墓」の土などを使い、高さ約2メートルの祈念碑が建てられた。用地は四国電力が提供した。

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韓国からの参加と盆踊り

今年の祈念祭は約50人が参列。地元住民や同ゼミ関係者らのほか、ゼミと長年交流を続けている元高校教諭崔在昊さんらも韓国・釜山市から加わり、崔さんは「韓国と日本には差別と対立の歴史はあるが、犠牲者を慰霊し、憎しみを越えて友愛の感情を育てよう」と呼びかけた。

ゼミOGという同町議の村井まなさんらが、この日のために創作した盆踊り歌を演奏し、踊りを披露。参列者らは、ゆったりとした音楽が流れるなか、祈念碑に献花し手を合わせていた。

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