日本製紙八代工場の煙突倒壊、9人死亡 社長が会見で詳細説明
日本製紙八代工場の煙突倒壊、9人死亡 社長が会見

熊本地震で最大震度7を観測した熊本県八代市にある工場の煙突が倒壊し、従業員ら9人が死亡した日本製紙は5日、同市内で記者会見を開き、高さ80メートルの煙突が中央部から折れ、9人がいた事務所を直撃したことを明らかにした。ほかに2本の煙突も損傷しており、同社は調査委員会を設置して原因などを検証する。

事務所2階で6人死亡、1階でも3人犠牲に

瀬辺明社長らの説明によると、事務所の2階で仕事をしていた同社従業員8人のうち6人が死亡。1階にいた協力会社の社員1人と空調工事で訪れた取引先の2人も犠牲になり、瀬辺社長は「極めて重く受け止めている」と頭を下げた。

煙突は鉄筋コンクリート製で1970年に設置され、定期的に点検していたという。工場には煙突が計5本あり、高さ110メートル、70メートルの2本も倒壊・損傷した。工場は地震後、操業を停止している。瀬辺社長は復旧の見通しは示さなかったが、「閉鎖は現時点で考えていない」と述べた。

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県内の被害状況

熊本県によると、5日午後6時現在、地震に伴う死者は38人で、住宅被害は1万4572棟。断水は約4万3710戸で続き、7122人が県内13市町の避難所に身を寄せている。

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