ニチレイで発生したシステム障害の影響が、小売業界に広がりを見せている。大手スーパーや外食チェーンでは、冷凍食品を中心とした商品の配送遅延が発生し、一部商品の欠品や宅配サービスの停止を余儀なくされている。ニチレイは17日から物流業務を順次再開する方針を示しているが、流通の早期正常化は不透明な状況だ。
イオン九州でも入荷遅延、代替品を手配
イオンは15日、ニチレイからの冷凍食品など一部商品が欠品していることを公表。傘下で九州地方にスーパーを展開するイオン九州(福岡市)でも、入荷できない商品が生じている。同社の担当者は「お客様が安心して買い物できるよう、代替商品の手配を進めている」と述べ、影響を最小限に抑えるための対策を取っていることを明らかにした。
システム障害の背景と今後の見通し
ニチレイのシステム障害は、同社の物流基幹システムに不具合が生じたことが原因とみられる。これにより、冷凍食品の出荷や配送計画に大きな支障が出ており、取引先への影響が拡大している。同社は17日からシステムを復旧し、物流業務を段階的に再開する予定だが、完全な正常化には時間を要する可能性がある。業界関係者は「冷凍食品の在庫管理が複雑なため、回復には数日から1週間程度かかるかもしれない」と指摘している。



