ネパール抗議デモから1年、犠牲者悼む集会…若者は新政権に不満
ネパール抗議デモ1年、犠牲者悼む集会…若者は新政権に不満

ネパールの首都カトマンズで8日、当時の政権を退陣に追い込んだ若者の抗議デモから1年を迎え、犠牲者を悼む集会が開かれた。今年3月に発足したバレンドラ・シャハ政権は若者が主な支持基盤で、この日を国民の休日と定めたが、一部の若者は早くも新政権に不満を抱いている。

デモの発端と政権交代

昨年9月の抗議デモでは、当時のカドガ・オリ政権が打ち出したSNSの規制策をきっかけに若者らが汚職や縁故主義への不満を爆発させた。治安当局が発砲し、70人以上の死者が出たことからオリ氏は首相を辞任。暫定政権を経て、今年3月に総選挙が行われた。

追悼集会と若者の声

この日の追悼集会では、デモ当時に議会として使われた建物の周りに数百人が集まった。治安当局から腹部などを撃たれた大学院生のビカシュ・ヤダブさん(24)は「犠牲を払ったのに社会の仕組みは変わらず、政府の対応に落胆している。雇用状況も改善されていない」と話した。

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調査報告書の停滞

元最高裁長官のスシラ・カルキ氏が率いた暫定政権下では、委員会が治安当局の対応などを調査し、今年3月に報告書をまとめた。だが報告書は公開されず、その後の司法手続きは停滞している。

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