納豆でニワトリの夏バテ対策、高温下で産卵率改善 タカノフーズなど実証
納豆でニワトリの夏バテ対策、高温下で産卵率改善

「おかめ納豆」で知られるタカノフーズ(茨城県小美玉市)は、椙山女学園大の門屋亨介准教授(食品微生物学)との共同研究で、納豆を食べた鶏ほど高温環境下での産卵率が改善されるという実験結果を発表した。鶏の「夏バテ」対策として注目され、卵の生産効率向上につながる可能性がある。

研究の背景と目的

鶏は高温に敏感で、夏バテすると食欲が低下し、産卵率や卵殻強度が落ちる。特に高齢の鶏ほどその影響を受けやすい。研究チームは、納豆に含まれる納豆菌が腸内環境を改善し、暑熱ストレスを緩和できるのではないかと仮説を立てた。

実験方法と結果

実験は約30度の鶏舎で行われた。高齢の鶏を3グループに分け、それぞれ(1)納豆を多く加えた飼料、(2)少なく加えた飼料、(3)納豆を加えていない飼料を与え、12週間後に産卵率などを比較した。

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その結果、納豆を多く食べた順に産卵率が高いことが判明。また、必要な飼料の量も納豆を多く食べたグループの方が少なく、生産効率が維持できる可能性が確認された。さらに、軟便や下痢が抑制される傾向も認められ、腸内環境の改善が影響した可能性があるという。

今後の展望

タカノフーズは「さらに検証を進めて、畜産分野の課題解決に貢献する」とコメントしている。同社は今後、納豆菌と鶏の腸内環境の関係について詳細なメカニズムを解明する方針だ。

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