全国海女サミットが志摩市で開幕、16回目で約90人が参加
全国海女サミット志摩市で開幕、約90人が参加

現役の海女たちが意見交換する「全国海女サミット2026」が24日、三重県志摩市阿児町神明の志摩観光ホテルで始まった。地元の鳥羽市や志摩市のほか、山口県、福岡県、台湾から集まった海女や自治体関係者ら約90人が参加。2日間の日程で、25日は志摩市内を散策する。

海女漁の振興と文化継承を話し合う

このサミットは、海女漁の振興や海女文化の継承などについて話し合おうと、地元自治体や漁協などでつくる「海女振興協議会」が主催し、今回で16回目。参加者らは7~8人の10グループに分かれ、自分たちが漁を行う海域の変化について意見を交わした。

水温上昇による漁獲減少が課題

志摩市、鳥羽市、山口県長門市の海女のグループは、昔に比べて水温が上昇し、海藻の減少も相まって、アワビやサザエが取れなくなっていることを課題に挙げた。改善策として、外敵から守る「箱型ネットの設置」や、アワビの育成を促すために「ブロックを沈めてすみかをつくる」などの取り組みを共有。議論の結果をグループごとに発表した。

講演や参加者の声

グループ発表の前には、福井県水産試験場の仲野大地・主任研究員が「福井県のバフンウニ漁における操業実態と資源を守る仕組み」と題して講演。「海女は漁場の状態を感覚的に把握し、ウニをすべて取らないよう、漁場を変えるなどの工夫をしている」と解説した。

福岡県宗像市から訪れた、海女歴6年目の魚住由佳理さん(42)は「地域による違いを知ることができ、楽しかった」と話していた。