奈良市の奈良公園に生息する鹿の頭数が2026年7月の調査で1687頭に達し、前年より222頭増加した。奈良の鹿愛護会が16日に発表した。これは1953年に調査を開始して以来の最多記録で、2年連続の更新となる。
調査結果の詳細
調査は15日と16日の2日間で実施。内訳はオス411頭、メス990頭、子鹿286頭。2025年の調査では1465頭だったが、今年は大幅に増えた。
一方、2025年7月から2026年6月までの1年間に死亡した鹿は198頭で、前年より58頭増加。死因は交通事故47件、疾病25件など。交通事故の発生件数は84件に上る。
増加の背景
奈良の鹿愛護会によると、増加の主な原因は観光客による餌やりだ。鹿せんべい以外の人間の食べ物を与える行為が繁殖率を高めているとみられる。また、公園周辺の緑地が保護されていることも生息環境を良好に保っている。
愛護会は「適切な餌やりと個体数管理の必要性」を強調している。



