埼玉県久喜市の久喜駅近くに、蛇口が空中に浮かんでいるように見えるオブジェが設置されている。これは昭和60年(1985年)に開催されたつくば科学博でスイス館の展示品だったものを再現したものだという。なぜゆかりもない埼玉県に設置されているのか、その真相を探った。
つくば万博の展示品を購入し再現
当時、会場でこの展示品にほれ込んだ不動産業の井草正司さんが、スイス館の館長と交渉して購入した。実物の型を取り、FRP(繊維強化プラスチック)で新たに作り直し、所有するビルの前に設置したという。
水が流れる仕組み
蛇口から水が流れているように見えるのは、電動ポンプで透明のパイプに水を下から押し上げているためだ。井草さんは「これからも街を盛り上げる存在であり続けてほしい」と話している。
電車の車窓からこの「空中蛇口」を見つけた人は、さぞかし驚くだろう。



