兵庫県川西市議選(18日投開票)で、無所属新人で覆面プロレスラーのビリーケン・キッド氏(52)が4040票を獲得し、トップで初当選を果たした。覆面姿で議員活動を続けるとしている。全国の地方議会で覆面レスラーが相次いで登場しているが、同市議会では初のケースとなり、議場での覆面着用を認めるか、議会の対応が注目される。
「広告塔になる」と覆面の必要性強調
ビリーケン氏は東京都出身。メキシコで修業後、プロレス団体「大阪プロレス」に所属。川西市でプロレスまつりを開いたり、施設の訪問をしたりしている。「スポーツの力で街を元気にしたい」と立候補し、選挙戦でも覆面をつけて精力的に活動し、勝利につなげた。
19日の報道各社の取材に「若い世代に政治や街づくりに興味を持ってもらうための『広告塔』になるつもりでいる。注目されることで、川西をPRする力にもなる」と、覆面の必要性を強調し、市議会の理解を求めたいとした。
市議会は11月2日に協議へ
市議会は11月2日の会派代表者会などで、議場での覆面の是非について話し合うことにしている。
過去の地方議会では判断分かれる
2003年の岩手県議選で、ザ・グレート・サスケさんが初当選し、地方議会での覆面問題がクローズアップされた。大阪府の和泉市議会は、なりすましを防ぐため、議場入りする際、顔を確かめることを条件に着用を認めた。このほか、表情がわかるような覆面に変更すれば認めるとしたケースもある。
一方、大分市議会は帽子などの着用を禁じた会議規則を準用し、認めない判断をしている。