宮城県警は21日、県内に住む60代のパート従業員の女性が、警察官らを装う男らに約2億2千万円をだまし取られる詐欺被害に遭ったと発表した。警察官らを装ってLINE電話に誘導する手口だったという。
クレジットカード会社職員名乗る電話から始まる
県警によると、女性の携帯電話に今年5月、クレジットカード会社の職員を名乗る男から「あなた名義のクレジットカードで、北海道で大量に携帯電話機が契約されている」などと連絡があった。その後、北海道警の警察官を名乗る男にLINEのビデオ通話に誘導された。警察の制服姿で画面に現れた男に、名前や住所、資産状況などの個人情報を伝えたという。
約40回にわたり送金
さらに札幌高裁の検察官を名乗る男から「無罪を証明するにはすべての資産を調べる必要がある。疑いが晴れれば返金される」などと言われ、7月下旬までに約40回にわたって計2億2千万円を指定されたネットバンキングの口座に送金したという。
県警の説得も届かず
女性が被害に遭った5~7月、送金元の金融機関が県警に詐欺の疑いがあると情報提供をした。県警の警察官は対面で女性を説得した。だが、男らから「宮城県警は信用できない」などと言われていた女性は応じなかったという。
のちに、男らと連絡が取れなくなるなどしたことから、女性が県警に被害届を出した。