よど号ハイジャック、レーダーに北朝鮮機「ポポポ」…米軍が焦ったと武論尊氏回顧
よど号事件でレーダーに北朝鮮機「ポポポ」…武論尊氏回顧

漫画家・武論尊氏が、自衛隊員時代に遭遇したよど号ハイジャック事件の体験を振り返った。当時、福岡・佐賀県境の背振山にあるレーダー基地に勤務しており、レーダーで北朝鮮戦闘機を確認し、米軍が焦る様子を目の当たりにしたという。

退職前の休暇中にハイジャック発生

武論尊氏は、退職が決まり、有給休暇をすべて使って背振山のふもとの街で過ごしていた。そんな中、突然の非常呼集がかかり、レーダー基地に上がると、よど号ハイジャック事件が発生していた。

レーダー基地ではすべての情報が入ってきており、よど号は福岡空港を離陸し、北朝鮮に向かおうとしていた。当時、韓国軍とホットラインを持っているのは米軍だけだったため、米軍が指示を出していたという。

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レーダーに北朝鮮戦闘機が「ポポポ」

武論尊氏のレーダーは38度線まで見通せた。防衛準備態勢レベルは「2」まで引き上げられており、飛行機が墜とされれば「1」になる状況だった。

38度線の向こうから北朝鮮の戦闘機が多数飛来し、レーダーにマークのない機影が「ポン」「ポン」「ポン」と映った。そのとき、「ああ墜とされる、墜とされる」と思ったという。オペレーションルームは騒然とし、米軍はものすごく焦っていた。

しかし、よど号はUターンして韓国の金浦空港に向かった。もし平壌に向かっていたら墜とされていただろうと武論尊氏は語る。当時は「なんで俺の休暇中にやるんだよ」と思っていたという。

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