2019年に36人が死亡、32人が重軽傷を負った京都アニメーション放火殺人事件は18日、発生から7年を迎えた。現場となった京都市伏見区の第1スタジオ跡地では追悼式が営まれ、遺族や社員ら約140人が犠牲者の冥福を祈った。
非公開で行われた追悼式
京都アニメーションによると、追悼式は跡地に設置されたテント内で非公開で実施された。事件が起きた午前10時30分頃に始まり、冒頭で参列者全員による黙とうが行われた。
事件当時の社長で、再建に尽力した八田英明さんは今年2月に死去。後任社長となった長男の真一郎さんは「事件を語り継ぐだけでなく、亡くなられた皆様が残した作品や思い、ものづくりへの姿勢を大切に受け継いでいく」とのコメントを発表した。
死刑囚の動向
事件では、殺人罪などで起訴された青葉真司死刑囚(48)が2024年1月に京都地裁で死刑判決を受け、大阪高裁への控訴を自ら取り下げて死刑が確定。弁護側は取り下げの効力を争う申し立てをしたが、高裁は今年3月に有効とする決定を出した。弁護側は不服として異議を申し立てている。
追悼式には、事件の記憶を風化させないために多くのメディアが取材に訪れた。京都アニメーションは今後も、犠牲者の遺志を継いで作品制作を続ける方針を示している。



