呉市の中学生死亡、いじめ認定 調査委「死亡との関係性認められる」
呉市の中学生死亡、いじめ認定 調査委「関係性認められる」

広島県呉市で2022年、市立中学1年の生徒が列車にはねられて死亡した事案をめぐり、市教育委員会の調査委員会は16日、この生徒へのいじめがあったと認定する調査報告書を公表した。報告書は、いじめと生徒の死亡について「関係性が認められる」と指摘している。

いじめと死亡の関係性を指摘

生徒は2022年6月に死亡した。市教委は自殺とみている。市教委や調査委は生徒の性別を明らかにしていない。

有識者でつくる調査委は遺族の要望を受け、同年9月以降、教職員らへの聞き取り調査などを実施。昨年4月に報告書をまとめた。今回、遺族の了解が得られたため公表に至った。

認定されたいじめの内容

報告書では、〈1〉生徒が小学6年の時、複数の児童がいる前で、他の児童から差別的な言葉を大声で言われた〈2〉中学入学後、別の生徒から、LINEのグループでブロックされたり、体育祭の練習時に指をさされて笑われたりした――などをいじめに認定した。

その上で、〈1〉が「(死にたいという)希死念慮の形成の始まりに少なからず影響を与えていた」とし、〈2〉によって「従前から有していた希死念慮をより一層強め、事態が発生した」と結論づけた。