福岡県議会の蔵内勇夫議長が議員を辞職した。「県議会のドン」と呼ばれた人物の言動が、巨額の県費が投じられた海外視察を巡って非難を浴びていた。
「ドン」と呼ばれた議長の辞職
蔵内氏は25日午後、東京都千代田区で記者団の取材に応じた。辞職の背景には、県議会を巡る一連の問題があるとみられる。
海外視察に巨額の県費がつぎ込まれたことについて問われた際、「海外旅行は続けます」と発言し、批判を招いていた。
『ドン・キホーテ』と「ドン」の由来
セルバンテスの『ドン・キホーテ』に登場する「ドン」は、17世紀初めのスペインで高位の人だけが名乗れた敬称だった。犯罪組織の「首領」という意味が加わったのは米国が最初とされる。
日本では「財界のドン」「球界のドン」などと使われ、敬意も畏怖も込めた便宜的な言葉となっている。
今後の行方
蔵内氏は議員辞職後、福岡県議会を巡る問題の真相究明に乗り出すとみられる。その動向が注目される。



