工藤会の代表者交代を正式認定 野村悟被告宅の使用制限も終了
工藤会代表者交代を正式認定 野村被告宅使用制限終了

福岡県公安委員会は2026年7月16日付の官報で、特定危険指定暴力団・工藤会(北九州市)の「代表者」が、総裁の野村悟被告(79)からナンバー2で会長の田上不美夫被告(70)に変更されたと公示した。これは暴力団対策法に基づく正式な認定である。

野村被告宅の使用制限が終了

野村被告が逮捕された2014年から続いていた、北九州市小倉北区にある自宅兼事務所に対する使用制限も同日をもって終了した。福岡県警の捜査員が標章を外す作業を行った。

野村被告と田上被告は、看護師刺傷事件など市民を襲撃した4事件で組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)などの罪に問われ、控訴審で無期懲役の判決を受け、現在上告中である。

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賠償負担が交代の背景に

市民襲撃事件をめぐる民事訴訟では、野村被告側に3事件で計約1億円超の賠償を命じる判決が確定している。福岡県警は、野村被告の抱える賠償や自宅の維持などの身辺の世話が工藤会にとって金銭的負担となり、関係を断つ一因となったとみている。

工藤会は2026年3月ごろ、他の暴力団に対し野村被告の「引退」を文書で伝えていた。捜査関係者によると、拘置所にいる野村被告の今後の処遇なども考慮された可能性がある。

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