鹿児島県鹿屋市で7月、飲食店経営の女性(当時49歳)が自宅で死亡しているのが見つかった事件で、強盗殺人容疑などで同市の飲食店経営の容疑者(59)が逮捕された23日、現場周辺の住民は安堵し、容疑者を知る人からは驚きの声が上がった。
県警が会見で捜査経緯を説明
同日午前、記者会見した県警の牛垣誠刑事部長は「一刻も早く被害者と家族の無念を晴らすという信念を持ち、捜査員一丸で着実に捜査を進めてきた」と強調した。
県警はこれまでに延べ約4050人の捜査員を投入し、防犯カメラの解析など捜査を進めてきた。逮捕まで約3か月を要したことについて、「慎重な捜査が必要だった。収集した証拠を入念に鑑定、精査した」と説明。「付近住民らに不安を与えていた中、多くの方々から協力いただいたことに深く感謝する」と述べた。
住民からは安堵と驚きの声
殺害された女性宅の近くに住む飲食店経営の男性(33)は「子供も小さく怖かったが逮捕されて安心した。事件から3か月、近所だったので気がかりだった」と話した。
地域住民によると、容疑者はシングルファーザーとして子育てをし、数年前には小学校のPTA会長も務めていた。
保護者同士で親交があったという主婦(43)は「信じられず、うそであってほしい。(容疑者は)優しく温厚。子供と一緒にいる姿もよく見かけ、子煩悩な人だった。お金に困っている様子もなかった」と話した。
容疑者を知る別の女性は、最近も知人間で事件のことが話題に上っていたといい、「(容疑者を)事件後にも見かけたが、特に変わった様子はなかった。子育てに一生懸命で、送り迎えや練習試合の審判をすることもあり、子供たちはショックを受けると思う」と顔を曇らせた。