新スタジアム候補地に鴨池庭球場敷地 鹿児島市方針、事業費78億円抑制
新スタジアム候補地に鴨池庭球場敷地 鹿児島市方針

鹿児島市は24日、サッカー場を想定したスタジアムの候補地を、県立鴨池庭球場敷地とする方針を明らかにした。市有地を活用するため、鹿児島サンロイヤルホテル敷地案より事業費が78億円抑えられることなどから優位性があると判断した。今後、県や関係団体と費用負担などについて協議した上で、最終決定する。

候補地の絞り込み理由

同日の市議会産業観光企業委員会で報告した。5月に公表した立地可能性調査結果では、市有地の庭球場敷地に整備した場合の事業費は215億円、鹿児島サンロイヤルホテル敷地は民有地を買い上げる必要があり、293億円になると試算した。

新スタジアムの最短の供用開始時期についても、庭球場敷地は2036年度を見込むが、サンロイヤルホテル敷地は新ホテルが開業する32年度以降に現ホテルの解体に着手することから、38年度としていた。

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複合化構想は除外

委員会で市側は、候補地を絞り込んだ理由について、2か所の概算整備費やスケジュールを比較し、庭球場敷地に「メリットがあることが確認できた」と説明。人件費や資材費、金利などが上昇傾向にあることも踏まえ、「早期の着工に利点がある」との考えを示した。

一方、スタジアム本体と別に独立した商業施設などを建設して組み合わせる「複合化」の構想については、十分な敷地を確保することが難しいことや事業費が膨らむとして検討対象から外すことを報告した。

市長コメントと今後の手続き

下鶴隆央市長は「今回の候補地選定がスタジアム整備に向けた大きな節目と考え、市議会に直接報告した」としたうえで、「市議会での議論も踏まえ、市の考えを県に伝えたい」とのコメントを出した。

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