熊本県で最大震度7を観測した地震を受け、被災地に派遣されていた鹿児島市職員の活動報告会が5日、同市役所で開かれた。5人の職員が地震発生直後の被災地の状況や支援活動を振り返った。
救助活動の詳細
5人は同県八代市や熊本市などを中心に災害救助や診療支援、被害状況の調査などにあたった。
煙突が倒れるなどした八代市の日本製紙八代工場での救助活動で、緊急消防援助隊の県大隊長として指揮を執った飯田亮吾消防司令長(54)は「下から突き上げるような余震が続き、常に退避ルートを確保しながらの作業だった」と振り返った。現場から4人を救助したといい「要救助者のいち早い救出に全てをつぎ込んだ」と語った。
支援物資の課題
同市の支援物資の集積拠点で活動した危機管理課の上妻隆文専門員(45)は、「国や他の自治体からの支援物資が想像以上に多く、人手が足りなかった」として「発災直後の混乱期でもスムーズに対応できるよう鹿児島市の受援体制を再確認し、訓練を重ねる必要がある」と指摘した。
報告を受けた下鶴隆央市長は「経験を今後の業務や防災体制の充実に生かしていただきたい」とねぎらった。市によると、5日午後3時時点で、延べ119人の市職員が現地で支援活動にあたっている。



