13日に告示された香川県知事選には、いずれも無所属で、新人でIT関連業の姓納文彦氏(63)、再選を目指す現職の池田豊人氏(65)(自民・中道・国民・立民・公明推薦)、新人で共産党県書記長の田辺健一氏(45)(共産推薦)、新人で食品加工会社員の曽根克典氏(64)が立候補した。現県政への評価を主な争点に論戦を繰り広げる。
投開票は30日。善通寺市では14日に始まる期日前投票から電子投票が行われる。都道府県レベルの選挙では、2004年の岡山県知事選で同県新見市が実施して以来、22年ぶり2度目となる。
各陣営の第一声
姓納氏は綾川町の事務所で出陣式を開き、県内だけでなく東京や関西からも支援者らが集まった。選挙カーで町内や高松市を巡り、同市の商店街などでも街頭演説。支援者らが各地でポスターを貼ったりビラを配ったりした。SNSなどでも主張を発信していく。
池田氏は高松市の高松丸亀町壱番街前ドーム広場で第一声。県内全市町の首長が駆けつけ、自民党県連会長の平井卓也衆院議員は「知事に望むのは、決めて、動かして、結果を出す人。それは池田候補しかいない」と訴えた。丸亀、坂出両市でも街頭演説をした。
田辺氏は高松市の高松三越前で出発式を行い、支援者らが駆けつけた。共産党の白川容子参院議員は「災害に強く、一人一人の命や暮らしを守る県にする」と述べた。JR丸亀駅前(丸亀市)や坂出市役所前といった各地の駅やスーパーなど6か所でも演説をした。
曽根氏は立候補を届け出た後、高松市内で出発式に臨み、通行人に手を振ってアピール。市内で掲示板にポスターを貼り、支援を呼びかけた。14日以降、市中心部の商店街といった人通りが多い場所を中心に、観光や街づくりの政策をまとめたビラを配る予定だ。
主な公約
姓納氏は外国人問題や少子化対策、中小企業支援に力を入れていく。県内の在留外国人は県民の5%でストップさせたいとし、来年4月に「育成就労制度」が始まれば、県内にも多くの外国人労働者が入ってくると述べた。少子化対策では、空き家を活用し、マイホームが持てる県として、全国から多くの若い世代を呼び込むとしている。
池田氏は三つの約束として、暮らしの安心を守る、稼げる県をつくる、好調な観光客を増やしていく、を掲げた。県立アリーナ(高松市)の集客力をさらに伸ばすとともに、その流れを県内全域に行き渡らせたいと述べた。
田辺氏は物価高騰に負けない賃上げで時給1500円を目指すとし、中小企業には賃金引き上げによる不足分の一部を支援したいとした。高松港や高松空港などの軍事利用、あらゆる軍事強化に反対し、各国との交流を支援すると述べた。
曽根氏は活気と向上心あふれる「100万都市香川」を世界に発信したいとし、瀬戸大橋に彩色を施し、世界的な観光地にして香川のブランドにすると述べた。高松の街の魅力は商店街とし、玉藻公園から栗林公園までを「指定観光スポット」にして、環境の維持や美化を進めたいとしている。



