三重県伊賀市の稲森稔尚市長(42)が25日、男性職員に対するパワハラ発言の疑惑を巡り、市議会の調査特別委員会(百条委員会)の証人尋問で「全くしていない」と否定した。被害を訴えた男性も同日の尋問に出席し「脅迫に近いと感じた」と述べ、双方の主張が対立した。
契約解除要求と発言の内容
男性の申立書によると、稲森氏は令和6年12月、男性との電話で、ある民間企業について信用できないとして、市との契約を解除するよう要求した。男性が拒否すると「やらないならあなたの処遇も考える」「異動希望を書いて」などと発言したとされる。
市長の説明と男性の反応
稲森氏は尋問で「契約不履行の事業者と速やかに解除すべきだと判断した」と説明。男性の主張が虚偽かと問われ、「そう思う」と述べた。
男性は稲森氏の尋問を傍聴後、取材に対し「怒りに震えている。『申し訳なかった』の一言で良いのに」と話した。百条委は次回、男性を再度尋問する予定。



