北海道江別市で2024年、千歳市の大学生・長谷知哉さん(当時20歳)を集団で暴行して死亡させたとして、強盗致死罪などに問われた無職の被告(19)と当時17歳の男(19)の裁判員裁判で、札幌地裁は7日、いずれも求刑通り、無職の被告に無期懲役、当時17歳の男に懲役30年の判決を言い渡した。
「極めて残忍で悪質」と裁判長
高杉昌希裁判長は「無抵抗の被害者に苛烈な暴行を続け、極めて残忍で悪質」と非難した。
判決によると、2人は長谷さんと交際してトラブルになっていた八木原亜麻被告(21)(強盗致死罪などで起訴)ら4人と共謀して、24年10月25日深夜から26日未明にかけて、江別市の公園で長谷さんに暴行を加えて死亡させ、現金やクレジットカードを奪うなどした。
主犯と判断された無職の被告
高杉裁判長は無職の被告について、交際トラブルに関係がないのに暴行を開始したうえ、被害者の頭髪に火を付けることを提案し、脱がせた衣服を川に捨てたことなどを挙げ、事件の主犯と判断。法廷で遺族らへの謝罪の言葉を述べたものの、犯した罪に十分に向き合えていないと指摘した。
当時17歳の男については、無職の被告に次ぐ激しい暴行を加えたことなどから責任は重いとし、有期刑の上限の懲役30年が相当だとした。
判決後の説諭
判決言い渡し後、高杉裁判長は「重大なことをしたと認識し、どうしてこうなったのかを生涯考え続けてほしい」と説諭した。
事件で起訴された6人のうち5人に地裁判決が言い渡された。八木原被告の公判日程は決まっていない。



