広島県警の広域緊急援助隊が熊本地震の被災地で行った救助活動について、関本淳一大隊長(53)が3日、報道各社の取材に応じた。隊は7月28日から30日まで熊本県に派遣され、商業施設「イオンモール熊本」で行方不明者の捜索にあたった。
現場の過酷な状況
関本大隊長は、イオンモール内部の状況について「床に血痕が残り、天井からは資材がぶら下がっていた」と説明。「いつ崩落してもおかしくないような状況だった」と振り返った。
隊は福岡、佐賀両県の消防や熊本県警と合同で活動し、「がれきの隙間に助けを待っている人が必ずいる。絶対に救出するという強い気持ちで捜索した」と述べた。
緊張感と熱中症対策
活動中には無線で別の場所の崩落音の情報が入るなど、「非常に緊張感があった」という。暑さの中での活動だったため、熱中症対策として「隊員にはしっかりと休憩を取り、水分や塩分の補給も行うよう指示をした」と語った。
緊急援助隊による被災者の発見・救助はなかったが、関本大隊長は「災害はいつどこで起こるか分からない。部隊として、しっかり準備し、訓練しておく」と強調した。



