西日本に住む女子高生が2024年、クラスメートの男子と交際していた。2カ月ほどで振られたが、その後もLINEなどでやりとりを続けていた。交際中、性的な行為の最中に写真を撮られたことがあった。
元カレになってからもビデオ通話中に胸や性器を見せるよう求められ、スクリーンショットを撮られた。嫌だと思ったが拒めなかった。彼のことがまだ好きだった。
「体育の時に女子が着替えているところを動画で撮ってくれん?」
2025年5月ごろ、いつものように元カレと電話をしていた。学校のテストや友達の恋愛事情など、たわいのない話をしていたら、突然「体育の時に女子が着替えているところを動画で撮ってくれん?」と言われた。
女子生徒は同級生の女子たちの着替えの様子を盗撮し、警察の取り調べを受けた。元カレから「盗撮をしないと、交際中に撮っていた裸の写真をさらす」と脅されたからだった。
調書に書かれなかった経緯
ところが、こうした経緯は警察官が作成した供述調書に全く書かれなかった。名前や居住地を明かさないことを条件に、女子生徒は記者の取材に応じ、「いくら話しても警察官が書いてくれなかった」と訴えた。
連載「供述調書のわな」では、警察や検察での取り調べで話した内容をまとめた供述調書に、自分の言い分が書いてもらえないという訴えについて考える。



