厚労省「ママせか」タイアップ中止、がん患者への配慮欠くと批判殺到
厚労省「ママせか」タイアップ中止、配慮欠くと批判

厚生労働省は、ステージIVの大腸がんを宣告された女性の姿を描く映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』とのタイアップを発表し、SNS上で批判が殺到した。タイアップは、AYA世代(Adolescent and Young Adult:15~39歳)でがんと診断された当事者やその家族を対象に、支援制度やサービスをまとめたパンフレットの周知を目的として実施されたものだった。

「悪趣味すぎる」と批判、厚労省が中止を発表

厚労省は8月24日、タイアップの中止を発表した。「患者の皆様やそのご家族等への配慮に欠ける点があったと認識」し、送付済みのポスターの回収、掲示の中止を進めるとともに、特設ページやSNS投稿などを削除するとした。

炎上した主な理由は、「がん患者が快適に生きるためのサポート」を「余命モノという感動コンテンツ」に便乗させてしまったことにある。パンフレットの正式名称は「AYA世代(15歳~30歳代)でがんと診断されたあなたへ がんの治療と暮らしを支える制度ガイド」だ。

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「余命モノ」は死を前提としている

「がんと診断されたあなたへ」と呼びかけながら、「ママがもうこの世界にいなくても」というワードを突きつけるポスターが物議を醸した。評論家の真鍋厚氏は、この軽はずみなノリが当事者の尊厳を傷付けたと指摘する。

タイアップを告知するページは、すでに削除されている。

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