フランス暴動、全国で約1500店舗が被害 数億ユーロに上る見込み
フランス暴動、約1500店舗被害 数億ユーロの見込み

フランス各地で10月17日に起きた暴動で、商店での略奪や破壊行為が相次ぎ、全国で約1500店舗が被害を受けた。業界団体が18日、明らかにした。被害額は数億ユーロ(数百億円)に上るとみられ、ルコルニュ首相は19日、一部の自治体に対して夜間外出禁止令の実施を要請した。

パリ中心部では焼けた跡や臭いが残る

19日朝、パリ中心部では、いたるところに燃やされた跡のある自転車やゴミが積み上がり、タイヤやプラスチックの焼けた臭いが漂っていた。

「何が起きているのか、考える間もなかった」

10区にあるバーのマネジャーを務めるアリン・リさん(50)は真っ黒に焼け焦げた店の前で、17日の暴動で何が起きたかを振り返った。

暴徒が店に押し入り、火をつけた

その日、リさんは店内にいたが、デモが予定されていたので念のため、店は閉めていた。だが午後3時ごろ、何者かが店に押し入ってきたという。急いで2階に避難し、知人らに電話して助けを求めたが、大勢が店を襲撃してきた。

「気がついたら1階に火がつけられていた。誰かに殴られ、血だらけになっていた」

リさんの顔には、暴徒に襲われた際の傷が残っているとみられる。店の内部は火がつけられ、黒く焼け焦げていた。