津市の住宅火災で4遺体、爆発音の目撃情報も ブラジル国籍の男性宅
津市の住宅火災で4遺体、爆発音の目撃情報も

2日午後、三重県津市香良洲町の住宅地で火災が発生し、焼け跡から4人の遺体が見つかった。現場は伊勢湾に近い住宅地で、近隣住民からは「ものすごい爆発音」を聞いたという証言が寄せられている。

火災の概要と遺体の発見

三重県警津南署によると、火災は2日午後2時ごろ、津市香良洲町の住宅地で起きた。会社員のウリュウ・マルセロさん(38)が住む木造平屋建ての住宅が燃え、近隣の住宅にも一部延焼した。火は午後4時ごろに鎮火したが、焼け跡から4人の遺体が見つかった。

署などによると、ウリュウさんはブラジル国籍で、ウリュウさんの娘とみられる女児(4)と、別の人の子どもで10~13歳の3人が室内に取り残された可能性がある。遺体の身元は判明していないが、消防によると、遺体で発見された4人の中には3~4歳ほどの子どもが含まれているという。

近隣住民らの証言

ブラジル人のシクハラ・ジェシカさん(38)はウリュウさんの知人だといい、「彼は働き者で、とても思いやりがある人。自分の子どもだけではなく、他の子どもたちの面倒もみていた」と話した。

ウリュウさんの仕事上の友人というブラジル人のデマトス・リマさん(42)は、火災の後、ウリュウさんと言葉を交わした。ウリュウさんは、職場で電話を受けて慌てて帰宅し、子どもたちを助けようと窓を開けようとしたが、「爆発が起きて助けられなかった」などと話したという。

近くの自営業の女性(30)は午後2時ごろ、「バーンというものすごい爆発音」を聞いた。勤め先では「ガス爆発ではないか」という話になったという。近くに住む40代の夫婦は、午後2時ごろ、空が明るくなったり暗くなったりするのに気づき、トイレの窓から外をのぞくと焦げ臭いにおいがしたという。「たいしたことがない火事だと思っていたら、急にぱんぱんという音がしてきた」と振り返る。

現場の状況と今後の対応

現場は津市東部の雲出川河口に広がる三角州にあり、田んぼが広がる中に比較的新しい住宅が立ち並んでいる。ウリュウさんの家は通りから奥まった路地沿いに立ち、周囲を住宅に囲まれている。出火から数時間経った2日夕方になっても、一帯には焦げ臭いにおいが立ちこめていた。

近所に住む40代の会社員女性は、小学4年と大学1年の2人の娘がいる。「小さい娘がいる親としては、人ごとではありません」と心配そうに話した。警察と消防が火災の原因を詳しく調べている。