「平和丸」船長ら自宅を家宅捜索 11管海保、業務上過失致死傷容疑で 辺野古転覆事故
平和丸船長ら自宅を家宅捜索 11管海保、業務上過失致死傷容疑

沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、同志社国際高校(京都府)2年の武石知華さん(17)ら2人が死亡した事故で、第11管区海上保安本部(那覇)が12日、遺族の刑事告訴に基づき、業務上過失致死傷などの容疑で、転覆した抗議船を運航した団体の幹部や抗議船の船長らの自宅を家宅捜索したことが、関係者への取材で分かった。11管は押収した資料を分析し、安全管理体制の実態解明をさらに進める。

捜索対象と告訴の経緯

関係者によると、11管が家宅捜索したのは、転覆した抗議船2隻を運航した「ヘリ基地反対協議会」共同代表の浦島悦子、仲村善幸両氏や、抗議船「平和丸」の男性船長と男性乗組員、海上行動チームの責任者らの自宅。武石さんの遺族は、業務上過失致死傷罪などで浦島氏ら抗議団体の関係者計7人を中城海上保安部に刑事告訴し、7月13日に受理されていた。

学校関係者への捜索と映像解析

11管は事故4日後の3月20日、ヘリ基地反対協議会の関係先を家宅捜索していた。遺族は、同罪などで同校の西田喜久夫校長と当時の学年主任、引率教員2人の計4人も刑事告訴しており、7月25日には刑事告訴に基づき、11管が同校を家宅捜索していた。事故をめぐっては、2隻が出航した辺野古漁港に設置された防犯カメラに事故前後の状況が写っていたことが判明。生徒が次々と搬送される中、引率教員2人とみられる人物や平和丸船長とみられる男性が、生徒の安否確認などを行った形跡がないことが明らかになっている。11管は映像の解析も進めている。

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事故の概要

事故は3月16日午前10時10分ごろ、辺野古沖のリーフエッジ(サンゴ礁の端)付近で発生した。不屈が先に転覆し、直後に平和丸も転覆。不屈の金井創船長(死亡)と平和丸に乗っていた武石さんが死亡し、高校生と乗組員計14人が重軽傷を負った。

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