岐阜県本巣市のケーキ店から出火し、3人が死亡した放火殺人事件で、搬送先の病院で死亡した会社役員の男(70)がいったん店を離れて、再び来店した後に火災が起きていたことが、捜査関係者への取材でわかった。県警は現場にいた人の証言などから、会社役員が事件に関与したとみて、トラブルの有無などを調べている。
事件当日の状況
現場は2階建ての店舗兼住宅。事件当日は閉店後に、店主の曽野さとみさん(66)と中学校時代の同級生の計10人が集まり、マージャンなどをしていた。
捜査関係者によると、複数の証言から、会社役員は曽野さんら10人が集まった後に現場を訪れたとみられる。その後、一度店を離れ、再び戻ってきた後に火が上がったという。
現場から刃物や携行缶を押収
現場からは、複数の刃物が見つかったほか、ガソリンなどを入れる携行缶が押収された。県警は、燃え方が激しかった2階にガソリンがまかれ、放火された可能性があるとみて、殺人と現住建造物等放火容疑で捜査している。
事件では、1階の焼け跡から腹部を刃物で刺された男性、2階部分から煙を吸った女性がそれぞれ遺体で見つかった。
会社役員の死亡確認
会社役員は敷地内の駐車場にとめた車の中で全身にやけどを負った状態で見つかり、搬送先で死亡が確認された。8日の司法解剖の結果、死因は熱傷性ショックだった。



