熊本地震で「ライオン脱走」デマ 生成AI悪用の偽画像相次ぐ
熊本地震で「ライオン脱走」デマ 生成AI悪用の偽画像相次ぐ

AIなどを悪用したデマや偽情報の流布は、災害が起こるたびに繰り返し発生している。平成28年の熊本地震の際には、ライオンが路上を歩いている画像付きで、動物園から放たれたとのデマが投稿された。AI加工だったとみられる。

デマ投稿で逮捕者も

熊本市動植物園には問い合わせが殺到し、熊本県警がその後、最初に投稿した神奈川県の男を偽計業務妨害容疑で逮捕した。

今回の地震でも、AIで作ったとみられる建物が倒壊したとする画像や動画がSNS上に出回っている。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

専門家「SNSの仕組み見直しを」

法政大の藤代裕之教授(ソーシャルメディア論)は「生成AIの普及で悪質な加工画像などを誰でも容易に作成できるようになったことも一因だが、そもそも災害時は人々の関心の高さと情報の不透明さが掛け合わさる状況となり、偽情報や誤情報が生まれやすい」と語る。

投稿の意図としては、閲覧数を集めることで収益を得る「アテンション・エコノミー」の要素が大半を占めると指摘。「かつてSNSはマスメディアが扱わない情報を得られるという側面もあったが、現在は目立つための過激な投稿が加速している。偽情報でも閲覧数を集めれば収益が上がるというSNSプラットフォームの仕組み自体を見直す必要がある」と話した。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ