クマによる人身被害が全国で深刻化する中、よろいのような防護装備や割れると刺激臭がするボールなど、独自技術を生かした対策商品が次々と生まれている。自治体でも導入が広がり、命を守る新たな一手として注目を集めている。
よろい風防護服、防刃技術を応用
警察や警備会社向けの防刃装備品を手がける神戸市の「SYCO(サイコウ)」が開発したクマ対策用防護服は、全身を覆うオレンジと黒のデザインで、屈強な武者の甲冑姿を連想させる。「防刃技術でクマ被害を防げないか」と問い合わせが相次ぎ、実用化に至った。
臭い球や独自技術のグッズも
SYCOの笹田直輝社長は、福島県郡山市で行われた7月の説明会で、クマの爪を模した金属でテストする様子を披露した。このほか、割れると刺激臭を放つボールなど、工夫を凝らした対策商品が続々と登場。自治体や郵便局での導入が進んでおり、命を守る新たな一手として注目を集めている。



