2021年7月に静岡県熱海市で発生し、関連死を含めて28人が亡くなった土石流災害をめぐり、遺族や被災者らが県と市、盛り土周辺の土地の前・現所有者らに損害賠償を求めている訴訟が17日、静岡地裁沼津支部(前田英子裁判長)で結審した。判決は2027年3月19日に言い渡される。
原告側約130人が約43億4600万円を請求
裁判では、原告側約130人が計約43億4600万円の損害賠償を求めている。この日は請求額の根拠について最終弁論があり、住宅や家財などの財産的損害、治療費などの生命身体的損害に加え、被災体験による精神的損害や、被災によって失われた生活基盤・思い出の喪失による精神的苦痛などの損害を積み上げて金額を算出したとした。
約5年にわたる審理を経て結審
約5年にわたった審理では、盛り土の造成や管理に関する県・市の対応、土地所有者らの責任の所在が争点となった。原告団は結審後の会見で、責任の所在について「不作為ではなく大きな過失」と主張している。
判決言い渡しは2027年3月19日に予定されている。



