匿流犯罪の被害深刻化、実行役入れ替わり指示役の検挙難しく
匿流犯罪の被害深刻化、実行役入れ替わり指示役の検挙難しく

犯罪グループが使う端末から警察が通信内容を取得する手法の導入に向け、検討が始まった。背景には「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」による犯罪被害の深刻化がある。特殊詐欺だけでなく、強盗や殺人にまで及んでいる。

実行役の入れ替わりが捜査の壁に

闇バイトなどを通じて犯罪の実行役が次々と入れ替わり、指示役らの姿が見えにくいのが匿流の特徴で、捜査や被害抑止の壁となっている。

これまでの匿流に関する捜査から、実態が見えてきた。東京都内で今年2月以降相次いだ強盗や窃盗事件では、同じ場所や関係する所が複数回狙われるなどしていた。

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栃木の事件と都内事件の関連

捜査関係者によると、今年5月に栃木県上三川町の住宅で起きた強盗殺人事件でも、事件の前に被害住宅の周辺で摘発された不審車両が、都内の一連の事件の一部で目撃された車と酷似しているという。上三川町の事件では、実行役とされる高校生らが逮捕され、主導役とみられる男が国際手配されている。

2024年に関東地方を中心に強盗事件などが相次いだ時も、警察が一部の実行役を逮捕しても、その後も事件が相次いだ。

次の「標的」見えず

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