終戦の日に4歳だった遺族「出征する父を駅で見送った記憶がよみがえる」…フィリピン・セブ島で死亡
終戦の日に4歳だった遺族「出征する父を駅で見送った記憶がよみがえる」

戦後81年の「終戦の日」を迎えた15日、大分県内でも平和を願う行事が開かれた。

県護国神社で「みたままつり平和祭」

太平洋戦争の戦没者ら約4万4500柱をまつる大分市の県護国神社(八坂秀史宮司)では「みたままつり平和祭」が行われた。会場では、全国戦没者追悼式のテレビ中継が流れ、正午から1分間、遺族ら約200人が黙とうをささげた。県遺族会連合会の末光秀夫会長(90)は「遺族は語り部となり、世界の恒久平和の実現に向けて一層の精進、努力をしていく」と誓った。

毎年会場に足を運んでいる別府市の佐藤ヒサ子さん(85)は81年前の7月、フィリピンのセブ島で父の孝重さんを亡くしたという。終戦の日、佐藤さんは4歳だった。「ここに来ると、出征する父を駅で見送った記憶がよみがえり、そばに父がいるように感じられる。戦争をしない世界になることを願うばかり」と話した。

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「最後の特攻隊」慰霊祭

大分海軍の航空基地跡地にある大分市の大洲総合運動公園では、「最後の特攻隊」の慰霊祭が行われた。終戦当日、玉音放送後に同基地から沖縄に航空機で出撃し、18人が命を落とした。

慰霊祭には地域住民など約40人が参加。出撃した午後4時30分に合わせて、慰霊碑の前で黙とうや玉串をささげた。あいさつした津留地区自治会連合会会長の秦豊志さん(79)は「戦争という特殊な環境で生じた悲しい出来事。歴史の事実を後世の人に伝えるのが役目」と話した。

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