8月6日、81回目の原爆忌を迎えた広島は、朝から鎮魂の祈りに包まれた。平和記念公園では、爆心地近くで兄を亡くした竹内英夫さん(91)が、自身の体験を語った。
兄の最期と母の嘆き
竹内さんは「原爆投下時は集団疎開中で、11日後に戻った。兄の死に目に立ち会えず、母が兄のことを『顔が焼けただれ、見ておれんかった。生かしておくのがかわいそうなぐらい』と嘆いていたのを思い出す」と当時を振り返った。
証言活動への思い
昨年8月から、記憶が残っているうちに伝えようと、小学校などで証言活動を始めたという。竹内さんは「一生懸命に聞いてくれる子どもらの姿勢に心を打たれた」と語り、「若い世代には、今ある衣食住を大切に生きてほしい」と訴えた。



