世界的睡眠学者が教える「快眠の5大鉄則」加齢による睡眠の悩みを解消
世界的睡眠学者が教える「快眠の5大鉄則」

寝付けない、夜中に目が覚める、熟眠感がない——年齢を重ねると避けられない睡眠の悩み。明日への活力を生む「快眠」を取り戻す方法を、世界的に知られる睡眠学者に聞いた。

良質な睡眠の定義とは

そもそも「良質な眠り」とはどのような睡眠を指すのか。睡眠学における定義から説明する。「レム睡眠」や「ノンレム睡眠」という言葉はよく聞かれるが、レムは「Rapid Eye Movements」の頭文字で、眼球が素早く動くことが特徴で、鮮明な夢を見ることが多い睡眠だ。

一方、ノンレム睡眠は眠りの深さによって3段階(N1、N2、N3)に分けられる。いわゆる「深い眠り」はノンレム睡眠の一番深い睡眠状態(N3)を指し、「深睡眠」(徐波睡眠)とも呼ばれる。意識のある状態(覚醒)とレム睡眠、3段階のノンレム睡眠の計5段階における脳波の変化をチェックすることで、睡眠の質を客観的に評価する。

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ノンレム睡眠とレム睡眠の両方が重要

健全な睡眠は、入眠後にノンレム睡眠N1、N2、N3が順に生じ、その後レム睡眠へと移行する。ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に訪れ、起床に近づくにつれレム睡眠の割合が増えていく。

「重要なのは深いノンレム睡眠で、レム睡眠はそこまで必要ない」と考える人がいるが、これは大きな間違いだと柳沢教授は指摘する。ノンレム、レムどちらの睡眠にも重要な役割がある。例えば、深いノンレム睡眠では心身の回復に重要な成長ホルモンが分泌され、レム睡眠では脳の血流量が増えることがわかっている。これらを安定的に繰り返す状態こそが良質な睡眠だという。

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