日常生活で家族の介護や家事を過度に担う子供や若者「ヤングケアラー」について理解を深めるシンポジウムが、大阪市内で開かれた。専門家らが適切な支援の提供方法について議論を交わした。
シンポジウムの概要と参加者
「子どもの未来と地域のつながりを考えるシンポジウム」は、タカラベルモント(大阪市)と日本イーライリリー(神戸市)が共催。両社の社員や大阪市内の支援団体関係者ら約40人が参加した。子供たちが安心して将来を選択できる社会の実現を目指す目的で開催された。
ヤングケアラーを巡る課題と支援のポイント
ヤングケアラーを巡っては、子供が家庭内の問題を周囲に相談しにくいことなどから、当事者を見つけることや介入が難しいと指摘されている。ヤングケアラーの自覚がないまま過ごしている例も多いという。
シンポジウムでは、NPO法人「ふうせんの会」(大阪市)の理事、西川ゆかりさんが「支援につなげるためにも信頼関係を築いていくことが重要」と話した。同会は、ヤングケアラーの子供や元ケアラーらが経験を語り合うつながりの場を提供している。
また、大阪市こども青少年局企画部の古藤雄一さんは「ケアを担う子供に思いをはせるには、自分自身の心にもゆとりが必要」と強調した。



