「最近、疲れやすくなった」「なんとなく元気が出ない」――そう感じているなら、日常の生活習慣がテストステロン(男性ホルモン)を低下させているサインかもしれません。今回のテーマは「テストステロンを低下させる生活習慣とそのメカニズム」です。
内臓脂肪と睡眠不足がホルモンバランスを乱す
村上知彦先生(医療法人 薬院ひ尿器科医院 勤務、専門は泌尿器科)によると、テストステロンが低い人に多いのは内臓脂肪型の肥満です。BMIの上昇や腹囲の増加、いわゆるメタボ体型の方は特に注意が必要です。脂肪細胞が増えると、男性でもテストステロンが女性ホルモンに変換されやすくなります。
また、1日6時間未満の睡眠が慢性的に続く場合や、睡眠時無呼吸症候群がある場合も、テストステロン低値との関連が指摘されています。
運動不足とストレスが「悪循環」を生む
運動不足は脂肪の蓄積と筋力低下につながり、さらにテストステロンを下げる原因になります。長時間のデスクワークや慢性的な運動不足は要注意です。加えて、強いストレスがかかると抗ストレスホルモン「コルチゾール」の分泌が増加し、テストステロンが低下しやすくなります。
肥満・睡眠不足・運動不足・ストレス――この4つの要因が重なるほど男性ホルモンの低下リスクはさらに高まると、村上先生は強調します。
村上知彦先生は長崎大学医学部医学科を卒業後、九州大学泌尿器科で臨床助教を経て、現在は医療法人 薬院ひ尿器科医院に勤務。専門は泌尿器科です。この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを公開前の段階で専門医がオンライン上で確認する「メディコレWEB」の認証を受けています。



