暑い夏に食べたくなるアイスクリーム類の選び方について、内科医の木内麻里氏(金内メディカルクリニック副院長)が注意を促している。木内氏は「シャーベットやアイスキャンディーなどの『氷菓』は、血糖値が急上昇しやすくなる。もし食べるなら、糖質は高いものの、たんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが含まれているアイスを選ぶといい」と指摘する。
血糖値を上げるおやつの種類
ゼリーやアイスなどの液体系のおやつは、噛んで食べるおやつよりも糖質の吸収が速いため、注意が必要だ。低血糖の人がブドウ糖の粉末やタブレットを口にするのと同じ原理で、すみやかに血糖値を上げる作用がある。甘いペットボトル飲料やスポーツドリンクも同様であり、野菜ジュースや果物ジュースにも糖質が多く含まれている。
木内氏は患者から「野菜不足だからと野菜ジュースを飲んでいる」という声を聞くが、原材料をよく確認するよう助言する。野菜ジュースには糖質の高い野菜や果物が多く含まれていることがある。また、ヘルシーなイメージのあるお酢ドリンクも、飲みやすくするために砂糖を多く加えているケースがあるという。
飲み物とゼリーの注意点
日常的に飲む飲み物は、できるだけ水やお茶にするのが基本で、甘い飲み物は「水分摂取とは別物」と考えるべきだと木内氏は強調する。市販のカップゼリーについては、ゼラチン自体は良いが、サイズが大きく甘いため、丸ごと1個食べるとかなりの糖質を摂取することになる。フルーツゼリーになれば、さらに果物の果糖(フルクトース)も加わる。
食べるなら、砂糖が控えめの寒天ゼリーを手作りするのがベストだが、市販品では一口サイズのこんにゃくゼリーなどが適している。ただし、小さいからといって2個、3個と食べてしまっては意味がないと注意を促す。
著者と監修者について
本稿は、木内麻里(著)と日比洋子(監修)による書籍『その食べ方は栄養を吸収してません』(青春出版社)の一部を再編集したものである。木内氏は内科医として、血糖値管理に関する実践的なアドバイスを提供している。



