加熱式たばこ健康影響「可能性否定できず」厚労省が初見解 発がん物質含有
加熱式たばこ健康影響「可能性否定できず」厚労省初見解

厚生労働省は2026年7月16日、加熱式たばこの健康影響に関する初めての公式見解を公表した。これは同省研究班の調査結果に基づくもので、受動喫煙対策を議論する専門委員会で示された。見解では、加熱式たばこの主流煙と副流煙の両方から発がん物質を含む有害物質が検出され、健康への悪影響の可能性を否定できないと結論づけた。

加熱式たばこの市場拡大と研究結果

加熱式たばこは専用装置でタバコ葉を加熱して吸引する製品で、国内のたばこ販売量の約半数を占めるまでに普及している。研究班の報告によると、販売量は年々増加傾向にある。しかし、健康影響については科学的知見が限られていた。

見解では、紙巻きたばこは能動喫煙・受動喫煙ともに健康影響が明らかであるとしつつ、加熱式たばこについては「健康影響の可能性が否定できない」と表現を留めた。また、加熱式たばこが紙巻きたばこよりも健康影響が少ないという科学的根拠は存在しないと強調した。

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今後の周知と対策

厚労省は、研究班の詳細な報告とともに、この見解をウェブサイトなどを通じて広く国民に周知する方針だ。受動喫煙防止の観点から、加熱式たばこも規制の対象とする動きが強まる可能性がある。

専門家からは、加熱式たばこの長期的な健康影響を評価するにはさらなる研究が必要だとの声も上がっている。厚労省は引き続きエビデンスを収集し、必要に応じて見解を更新する考えだ。

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