アイスクリームは、食品衛生法に基づき厚生労働省が定めた基準により、「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」の4つに分類される。この分類は、乳固形分と乳脂肪分の含有率で決まる。『食品の裏側』の著者で一般社団法人加工食品診断士協会代表理事の安部司氏が、その違いと、子どもに食べさせたくないアイスについて解説する。
アイスの4分類とは?
安部氏によると、各分類の基準は以下の通り。
- アイスクリーム:乳固形分15%以上、うち乳脂肪分8%以上
- アイスミルク:乳固形分10%以上、うち乳脂肪分3%以上
- ラクトアイス:乳固形分3%以上、乳脂肪分は規定なし
- 氷菓:上記以外のもの
「乳固形分」とは、牛乳(無調整乳)から水分を抜いた固形分のこと。さらに「無脂固形分(脱脂粉乳)」と「乳脂肪分(バター)」に分かれる。安部氏は「アイスの原料表示を見て、『乳固形分』『乳脂肪分』という言葉に疑問を持った人もいるでしょう」と説明する。
子どもに食べさせたくないアイスとは?
安部氏は、特に「ラクトアイス」と「氷菓」に注意を促す。ラクトアイスは乳脂肪分の規定がないため、植物油脂や乳化剤、安定剤などの添加物が多く使われる傾向にある。氷菓は果汁や砂糖が主成分で、乳成分がほとんど含まれない。安部氏は「これらのアイスは、原材料の質や添加物の観点から、子どもに頻繁に食べさせるのは避けたほうが良い」と指摘する。
具体的な商品名は挙げていないが、スーパーでよく見かける人気のアイスにも該当するものがあるという。安部氏は「食の安全を考えるなら、表示をよく確認し、乳固形分が高く、添加物の少ないアイスクリームやアイスミルクを選ぶことをおすすめします」とアドバイスする。



