70万部のベストセラー『食品の裏側』の著者で、一般社団法人加工食品診断士協会代表理事の安部司氏が、子どもに食べさせたくないアイスクリームの種類とその理由を解説した。安部氏は料理家のタカコナカムラ氏と共著で『日本人なら必ず食べたい安部おやつ』を上梓しており、同書は第12回料理レシピ本大賞の菓子部門で最終候補に選ばれている。
アイスは4つに分類される
安部氏によれば、市販のアイスクリームは乳脂肪分や乳固形分の含有量によって「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」の4種類に分類される。このうち、アイスクリームは最も乳脂肪分が多く(15%以上)、ラクトアイスは乳脂肪分が3%未満と低く、植物性油脂や添加物が多用される傾向にある。安部氏が特に問題視するのは、このラクトアイスと氷菓に該当する商品だ。
「子どもに食べさせたくないアイス」とは
安部氏は「子どもに食べさせたくない2大NGアイス」として、ラクトアイスと氷菓を挙げる。その理由として、これらの商品には大量の砂糖と植物性油脂、そして多くの食品添加物が使用されている点を指摘。特に、コーヒーフレッシュと同じように「水と油と添加物」でできているものもあり、本来の乳製品とはかけ離れた構成になっているという。安部氏は「身近な人気商品にも該当するものがある」と警鐘を鳴らす。
具体的な添加物として、安定剤や乳化剤、香料、着色料などが挙げられる。安部氏は「これらの添加物は、味や食感を偽装し、コストを下げるために使われる。子どもが毎日食べると、成長期の体に悪影響を及ぼす可能性がある」と述べている。
アイスは自宅で簡単に作れる
安部氏は、安全で美味しいアイスを自宅で作ることを推奨する。『安部おやつ』には、無添加で簡単に作れるアイスのレシピも収録されている。例えば、生クリームと牛乳、砂糖、バニラエッセンスだけで作るアイスクリームは、添加物が一切入らず、子どもにも安心だという。
「市販のアイスを完全に避ける必要はないが、何を選ぶかは重要。ラクトアイスや氷菓ではなく、アイスクリームやアイスミルクを選び、原材料表示を確認してほしい」と安部氏はアドバイスする。
同氏は前回の記事「本気で『子どもに飲ませたくない』3大NG飲み物」に続き、今回の「子どもに食べさせたくない2大NGアイス」も大きな反響を呼んでいる。食の安全に関心の高い保護者からは、「すぐに冷凍庫をチェックした」「手作りアイスに切り替える」といった声が寄せられている。



