第108回全国高校野球選手権大会が5日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した。開幕試合では、埼玉県の中学教諭、森田真紀さん(49)が二塁塁審を務め、春夏の甲子園大会で女性審判がジャッジするのは初めてとなった。
正確な判定で試合を支える
一回表、暴投の間に二塁に進んだ走者をセーフとジャッジした。その後も正確な判定を見せた。
全国的な審判不足の解消やジェンダー平等の観点から、日本高校野球連盟は女性審判の育成を推進してきた。今年4月に女性審判5人が、今大会で審判を務めることが決まっていた。
10年のブランクを経て復帰
森田さんはソフトボールや軟式野球の経験がある。約20年前、練習に携わっていた高校の硬式野球部は部員数が少なかったことから、練習試合で「何かできることはないか」と務めたことをきっかけに、審判の道を歩み始めた。2児の母でもあり、産休や育休などで一時は約10年のブランクがあったものの、復帰して甲子園で開催される全国高校女子硬式野球選手権大会の決勝で審判を務めるなど技術を高めてきた。
試合後、森田さんは「多くの人に支えられ、なんとか先駆者の役目を果たせた。これからの女性審判が、より円滑な試合進行をしてくれたらうれしい」と話した。



