中道改革連合と立憲民主、公明の3党は8月31日、国会内で党首会談を開き、3党合流を断念することを確認した。合流構想が崩れ、中道改革は立民出身議員と公明出身議員に分裂することが決定的となった。
3党首が「新たな形態」で一致
3党首は中道改革の分裂を念頭に、勢力結集に向けた「新たな形態」を見いだすことで一致し、中道改革の小川代表は、異なる党が国会で連携する統一会派を衆院で結成するよう呼びかけた。党首会談では、公明の竹谷代表が中道改革への合流を見送ることも伝えた。
公明は、合流に否定的だった立民と別に、中道改革に先行合流する方式も模索していたが、中道改革の立民出身議員が難色を示しているため、断念した。
分裂前提の受け止め広がる
党首会談に先立って開かれた中道改革の議員懇談会では、執行部が、現在の中道改革の国会での勢力を維持するために統一会派を目指す方針を示した。出席者によると、執行部は分裂や分党といった明示的な発言は避けたが、「統一会派への言及で分裂が前提だと理解した」と受け止めた議員が大半だった。
小川氏は党首会談後の記者会見で、中道改革の今後について「実務的な整理を行った上で対応を明らかにしたい。ご想像の通り今の体制のままではない」と説明した。「改めて統一会派を結成するということは、(同じ党である)今までとは異なる」とも語った。
公明系離脱の検討、今後の手法急ぐ
1月に立民と公明の衆院議員で結成された中道改革は49人のうち、公明系が28人を占める。公明や、中道改革の公明出身議員は3党合流を目指していたが、合流構想が頓挫したことで新たな体制で仕切り直すべきだとの判断に傾いた。中道改革の公明系が離脱する検討に入り、中道改革の立民出身幹部からは「止める筋合いではない」との声が出ていた。
中道改革は今後、立民系と公明系が離れるための手法の検討を急ぐ。分党や解党、離党が選択肢となる。公明系は離脱後は公明に戻る案が有力だ。
中道改革の分裂後の統一会派結成案には、野党第1党から転落する影響を抑える狙いがある。国民民主党には28人の衆院議員が所属しており、中道改革の公明系と同数だ。統一会派を組めば国会運営上は原則、同一勢力とみなされる。



