政府は20日、令和8年度予算案を閣議決定した。一般会計の総額は110兆円を超え、過去最大を更新した。歳出の拡大は、高齢化に伴う社会保障費の増加が主な要因となっている。
歳出の内訳と増加要因
歳出のうち、社会保障関係費は前年度比で約1兆円増加し、38兆円台に達した。医療や年金、介護などの給付費が膨らんだほか、子育て支援策の拡充も寄与した。一方、防衛費は5年ぶりに増額され、7兆円を超えた。
財源と国債依存
財源面では、税収が過去最高の72兆円を見込むものの、歳出の増加ペースに追いつかず、新規国債発行額は42兆円と過去最大となる見通しだ。これにより、国債依存度は約38%に上昇し、財政の健全性に対する懸念が強まっている。
政府は、令和7年度からの「骨太の方針」に基づき、社会保障改革や歳出の効率化を進める方針だが、歳出の膨張を抑えきれていない実態が浮き彫りとなった。今後、国会での審議を経て、年度内の成立を目指す。



