女性を表す職種などの呼称が、性別を問わない形に変化している。性差にとらわれず、多様な人材の活躍につながることが期待されているようだ。
「時代に合わない」と愛称変更
住友生命臨海中央支部所長の相馬潤子さん(41)は先月8日、東京都江戸川区の同支部を訪れた顧客の女性に「私たちの愛称はソナエルジュになりました」と説明し、場を和ませていた。
生保会社41社が加盟する「生命保険協会」(東京)は6月、「生保レディー」と呼ばれていた営業職員の愛称を「生保ナビゲーター ソナエルジュ」に変更した。不測の事態に「備える」という生保の役割と、顧客に寄り添うスタッフ「コンシェルジュ」の意味を掛け合わせた。
男性比率は13%に増加
生保協会によると、戦後、夫を亡くした女性が営業職員として大量採用され、その後も女性が多く就いてきた経緯から、1990年頃から「生保レディー」の名前がついたとされる。
かつて1割未満だった男性の割合は徐々に増えており、2025年3月時点で13%になった。同協会は「性別で職種を分けるのは時代に合わない。女性の職種という印象を変えたい」として、昨年9~11月に実施した公募で「ソナエルジュ」を選んだ。