東洋経済『就職四季報』が発表した「ホワイトなのに平均年収も高い」企業ランキングトップ100社(27卒向け最新版)で、上位8社は月平均残業時間が10時間未満でありながら、平均年収が1000万円を超えることが明らかになった。このランキングは、残業時間の少なさと高年収を両立する企業を探す就活生にとって貴重な指標となっている。
1位は三愛オブリ、隠れ優良企業の典型
1位に輝いたのは三愛オブリ。石油系の専門商社で、羽田空港では給油施設の運営も手がけている。『就職四季報』によると、週休完全2日制、勤務時間は9時から17時40分、月平均残業時間はわずか7.6時間であり、毎日18時前後には退社できる水準だ。さらに、ES(エントリーシート)による選考はなく、26卒の倍率は7倍と比較的低く、多くの就活生がまだ気づいていない「隠れ優良企業」と言える。
2位は日本曹達、定着率100%のホワイト企業
2位の日本曹達は、農薬を柱とする化学メーカーで、半導体材料も手がける。平均残業時間は8.4時間、総合職のみの残業時間に絞っても11.8時間となっている。新卒3年後定着率は2年連続100%、有給休暇平均取得日数も15.9日と高水準で、ホワイト企業の条件を兼ね備えている。
ランキングの集計方法と注意点
今回のランキングでは、残業時間や平均年収が非回答(NA)の企業は集計対象外となっている。法律では原則月45時間が残業時間の上限だが、これに近しい、もしくはそれ以上の残業実態のある企業は残業時間を非回答とする傾向がある。ただし、残業時間NAの企業がすべてブラックというわけではないため、OBOG訪問などでしっかり働き方を確認することが推奨される。
また、一見残業時間が多く見えても、勤務時間(所定労働時間)が短いため、総労働時間としてはホワイトな企業も存在する。『就職四季報』では残業時間と勤務時間をセットで掲載しているため、併せて活用してほしい。
ホワイト企業を見つけるその他のヒント
残業時間以外にも、有給休暇取得日数や勤続年数、転勤の有無、テレワークの導入状況など、働きやすいホワイト企業を見つけるヒントが多数掲載されている。就活生はこれらの指標を総合的に判断し、自分に合った企業を選ぶことが重要だ。
ランキングの詳細は『就職四季報プラスワン』の次ページ以降で確認できる。



