ホワイトカラー消滅はチャンス?冨山和彦が語る日本の働き方改革
ホワイトカラー消滅はチャンス?冨山和彦が語る働き方改革

日本のホワイトカラーはまもなく消滅する――。経営共創基盤(IGPI)グループ会長の冨山和彦氏が、プレジデントの公式YouTubeチャンネルで公開された動画『日本のホワイトカラーはまもなく消滅する』(2025年6月16日収録)の中で、日本人の新しい働き方について警鐘を鳴らしている。

IT化とAIがホワイトカラーを減らす

冨山氏は、IT化がこれまでホワイトカラーの数を減らしてきたと指摘。産業革命の歴史は人間の能力の拡張の歴史であり、AIもその延長線上にあると説明する。しかし、AIは人間の代替ではなく補完するものだとし、単純な作業はAIに任せ、人間はより創造的な業務に注力すべきだと述べている。

人手不足は人類史上初の局面

日本の人手不足は、人類史上初めての局面にあると冨山氏は強調する。少子高齢化による労働力減少に対し、単価を上げて付加価値労働生産性を高める必要がある。そのためには、イノベーションかワークシェアリングか、選択を迫られると語る。

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失われた30年の正体は「安定なる停滞」

冨山氏は、失われた30年の正体を「安定なる停滞」と表現。ホワイトカラー消滅はむしろ大きなチャンスだと捉え、非正規雇用の賃金が上がっている現状を紹介する。また、供給を抑制する政策(例えばコメの生産調整)が多すぎると批判し、規制緩和の必要性を訴える。

ローカル型産業が主役に

先進国ではローカル型産業が主役になっていくと冨山氏は予測。中華チェーンが町中華に勝てない例を挙げ、地域密着型のビジネスが強みを発揮すると説明する。最後に、マインドを変えないと社会基盤自体が危ういと警告し、個人の意識改革を促している。

この動画は、プレジデント編集長の星野貴彦氏との対談形式で進行。冨山氏は著書『ホワイトカラー消滅 私たちは働き方をどう変えるべきか』でも知られる。後編では「大企業勤務ほどピンチになる時代」と題し、ホワイトカラーが次に就くべき仕事を議論する予定だ。

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